「来年あたり本帰国になりそうだけど、帰国後は仕事どうしようかな」
「駐在中に準備できることってあるかしら?」
駐在生活に終わりが見えたころ、ふと気になるのは帰国後の過ごしかた。
もしパートナーの海外赴任を機に退職していたら、帰国後に再就職するか悩む人も多いのではないでしょうか?
私も帰国後のキャリアは白紙だったので、モヤモヤした不安に襲われるときもありました。
周りの友人も同じように悩んでいる人が多かったです。
新しい仕事を始めるにしても、駐在妻にはどのような働きかたがあるか気になるところですね。
そこで今回は「駐在妻の帰国後のキャリアプラン」についてお伝えします。
- 駐在妻の帰国後の働きかた
- 駐在中に準備できること
事前に少しでも情報があれば、いざ本帰国になってもあわてず行動できます。
「帰国したら働こうかな……」と考えている人は、自分の状況と照らし合わせながら参考にしてくださいね。
駐在妻の帰国後のキャリアプラン3つ
駐在妻が帰国後どのように働けるのか、ここでは次の3つのキャリアプランをご紹介します。
- 正社員でフルタイム働く
- アルバイトで短時間働く
- 在宅ワークで働く
さっそく順番に見ていきましょう!
正社員でフルタイム働く
転職活動をして正社員になれば、安定した給与や社会保障もあるなかで仕事ができます。
また帯同前に退職した会社で再雇用制度があったり、休職制度を利用していたりすれば、元の職場へ復帰も可能です。
海外赴任手当もなくなり、帰国後はパートナーの収入が減額すると言われています。
正社員で働ければ、収入面の心配も少しは軽くなりますね。
転職活動は時間がかかるので、駐在中に少しずつ準備をしておけば帰国後スムーズに動けます。
すでに専門資格があれば、資格をいかした求人もチェックしておきましょう。
また正社員は就業時間も長いので、お子さんがいる場合は預け先の確保も重要です。
引っ越し先が決まっていれば、保育園や学童、行政サービスなどもチェックしてくださいね。
働きかたも変わりつつあり、フレックスタイムの導入やリモート出社OKの企業もあります。
自分の条件にあう企業はあるか、まずは転職サイトから情報収集をしておきましょう。
アルバイトで短時間働く
「いきなり正社員で働くのは大変だけど、社会復帰したい!」と思う人は、アルバイトや契約社員として働くのも1つの方法です。
駐在中に余裕があった時間帯で働ければ、少しでも収入につなげられます。
新天地での孤独な生活も、仕事先で知り合いができれば楽しい時間に変わります。
お子さんがいない日中に、気分転換のつもりで働けると気持ちにメリハリもつきますね。
企業によっては契約社員の募集もしているので、派遣会社に登録しておくと選択肢も広がります。
さらに家事をしながら働くのは本当に大変なので、家族で協力し合える体制づくりを進めておくと心強いですね。
駐在中から「帰国後の生活」もサラッと話し合っておくと、いざ辞令が出たときも動揺が少なくなりますよ。
私はあまり話し合えなかったので、帰国後の生活に慣れるのも大変でした。
住む場所も決まって働く気持ちがあれば、あらかじめ現地の採用情報をチェックしておきましょう!
在宅ワークで働く
外に働きに出る以外の選択肢として、在宅ワークをする人も増えています。
家にいながら仕事ができるので帰国後すぐに始められますし、お子さんを見守りつつ働けますよ。
私は元の会社に復職する選択肢もありましたが、通勤や子どもの転校生活に不安があり在宅ワークを始めました。
今はWebマーケティングの勉強をしながら、Webライター・記事添削の仕事をしています。
- オンライン秘書
- Webライター
- Webデザイナー
- SNS運用 など
在宅ワークの仕事内容もさまざまです。
駐在生活を共にしたママ友のなかでも、帰国後データ入力や資料作成の仕事を自宅でしている人もいました。
在宅ワークは、パソコン1台でさまざまな仕事にチャレンジできるのが大きな魅力です。
案件によってはスマホだけでも仕事につなげられるので、空いた時間にコツコツ作業できるのも嬉しいですね。
また駐在中に趣味を極めて資格を取得すれば、帰国後に自宅でサロンを開いたり、カルチャー教室の講師を務めたりと仕事の幅も広がります。
音大出身のママ友は、帰国後に自宅でピアノ教室を始めました。
自分の好きなことを仕事にできるのも夢がありますよね。
フリーランスとして働くのであれば、仕事はもちろん税金など「お金の勉強」も始めておくと安心です。
会社員ではないので「責任は自分でとる」という意識を持って仕事と向き合いましょう。
在宅ワークの仕事については、こちらの記事をあわせてお読みください。
「働きかたはわかったけど、帰国後から仕事を始めるにはどんな準備をしておけば良いかしら?」
引っ越し先が決まって働きかたのイメージがついたら、駐在中から少しずつ準備しておくと、帰国後もスムーズに行動できます。
次は駐在中にできる「帰国後のキャリアにつなげる準備」をご紹介しますね。
帰国後のキャリアにつなげる準備3つ
帰国後に仕事を始めようと決めたら、駐在中から少しずつ準備しておくとあわてずに対応できます。
ここでは次の3つのポイントをお伝えしますね。
- 転職サイトをチェックする
- オンラインで資格取得をする
- 興味のあることは何でも挑戦してみる
では順番に見ていきましょう!
転職サイトをチェックする
正社員やアルバイトで働きたい場合は、駐在中から転職サイトや情報誌をチェックしておくのが重要です。
特に転職活動は時間がかかるので「どのように働きたいのか」自分の中で決めておく方が、帰国後すぐに行動できますよ。
どのような業界/職種で働きたいのか
自分ができることは何か
駐在中に身につけたスキルを発揮できる職場や、すでに持っている資格をいかした職場にしぼると、転職活動もスムーズに進みます。
しかし一番大切なのは「なりたい自分をイメージ」できるかどうかです。
働く目的がハッキリしていて、自分がどうなりたいか考えられていれば、正社員でバリバリ働いても苦ではありません。
反対に「何となく正社員で復帰したい!」という理由で転職活動を続けても、希望する仕事が見つからないことが多いです。
転職活動する前に「自分がどうなりたいか」イメージできると良いですね。
帰国後の生活に合った仕事が見つけられるよう、まずは自分の考えやこれまでの経験をふり返ってみましょう。
オンラインで資格を取得する
転職活動でも在宅ワークでも、資格をいかした仕事であれば有利になる場合もあります。
時間のある駐在中に資格を取りたいのであれば、オンラインで資格取得の講座を受けるのがおすすめです。
資格によっては日本で試験を受ける必要があるので、勉強前に確認しておきましょう。
もちろん、オンラインですべて完結できる資格もありますよ!
海外からオンラインで資格取得するときの注意点や受講可能なサイトは、こちらの記事にくわしく書いてあります。
駐在生活の空いた時間に勉強を続ければ、自分の可能性もさらに広げられます。
すぐに働かなくても、自分の強みを身につけておくと将来の選択肢も増えるので、まずは興味のある講座からのぞいてみましょう!
興味のあることは何でも挑戦してみる
駐在中は日本で経験できないことに挑戦してみると、自分の視野が広がります。
直接キャリアにむすびつかなくても、そこで得た経験は何にも代えがたいものです。
すぐに仕事にいかせなくても、思いがけないところで経験がいきる場面もたくさんあります。
海外で数多くの経験をしたことも、転職活動で十分アピールになりますよ!
オンライン英会話で講師と現地の情報交換
ESLクラスで音読サークル発足
ズンバダンスでストレス発散
1人でカフェや気になるスポットめぐり
友人と陸路で国境越え
などなど
今の在宅ワークには関係のないことばかりですが、この経験を通して自分も「やればできる!」と思えるようになりました。
住み慣れた日本をはなれて、海外で生活しているだけでスゴイこと!
駐在中は自分がやりたいこと・やってみたいことに思い切り挑戦して、限られた駐在生活を楽しんでくださいね。
駐在生活の楽しみかたはこちらの記事に書いてあるので、あわせてお読みください。
焦りは禁物!まずは「なりたい自分」をイメージしよう
今回は「駐在妻の帰国後のキャリアプラン」について、帰国後の働きかたや駐在中に準備できることをご紹介しました。
最後にもう一度内容をまとめます。
- 正社員でフルタイム働く
- アルバイトで短時間働く
- 在宅ワークで働く
- 転職サイトをチェックする
- オンラインで資格を取得をする
- 興味のあることは何でも挑戦してみる
帰国後の未来って、すぐにイメージできないですよね……。
でも駐在生活には必ず終わりがあるので、ふとした時に「帰国後のなりたい自分」をイメージしておくのは大切です。
思い通りにいかないことも多いですが、焦りは禁物!
まずは5分で良いので「自分と向き合う時間」をとりましょう。
私自身、帰国後は職場復帰する気マンマンでしたが、今は在宅ワーカーとして自立できるよう勉強中の身です。
どんな形になっても駐在妻だからといってキャリアを諦める必要はまったくないので、自分がコレだ!と思う道を進んでくださいね。
そして今回ご紹介した選択肢を参考にしつつ、試行錯誤を重ねてなりたい自分に一歩ずつ近づきましょう!
あなたの駐在生活が、より実りあるものになりますように……。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
【ペンネームOK】コメントお待ちしております♪