パートナーの海外赴任を機にまさかの駐妻デビュー。
あなたは「駐在妻」と聞くとどのようなイメージがありますか?
私の場合、こんなことを思っていました。
毎日オシャレをしてランチ会
海外旅行に行きまくる
泣く泣く退職して落ち込んでいた私は、こんな楽しい妄想をしてはウキウキしていました。
でも実際は大変なことばかり。
最初の頃は日本に帰りたいと何度も涙しました。
そこで今回は、海外生活で大変だったことを元駐在妻目線でお伝えします。
- 駐在妻生活で大変だったこと5選
- 現地で実践した3つのモヤモヤ解消法
これから駐在妻になる人や駐在妻になりたい人も、裏の一面を知っておくと心構えができますよ!
それではさっそく見ていきましょう!
【実録】駐在妻生活で大変だったこと5選
家族構成や駐在する国によって、大変なことはさまざまです。
ここでは私(シンガポール駐在、子ども1人)が経験した、大変だったことを5つに分けてご紹介します。
言葉が通じない
まずは言葉の問題。
日本をはなれたら、日本語は通じません。
シンガポールは英語が公用語ですが、中国語やマレー語などあらゆる言語が飛び交っています。
簡単な英語しか話せない状態で来てしまった私。
突然のトラブルに電話をしたくても、まずは英文でカンペを作ってから電話をしていました。
住居トラブルのときは、状況を説明するのにも苦労し、また修理にきて話をされても何を言っているのか全く聞き取れず……。
分かったふりして「OK!OK!」とよく言っていました。
一瞬で解決するようなことでも、言語がちがうだけでこんなに手間がかかるのかと思い知らされる場面が多かったです。
対応に困ったときに手元に置いておきたいのは英会話本ですが、旅行者向けの内容が多いですよね。
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習慣がちがう
郵便や荷物の受け取りも、駐妻にとっては一大事。
今日届く予定のものが来なかったり、なぜか不在扱いとなって転送されていることもあります。
時間指定でも遅れることはあるし、後の対応も大変なので、1日じゅう家で待機している友人もいました。
ここでも言葉の壁が大きく立ちはだかります
さらに修理対応も一苦労。
わが家の場合は、ある土曜日に、天井の上にあるタンクから水が漏れるトラブルがありました。
天井からポタポタ水が落ちて床が水浸しになっていたので、あわてて不動産屋に電話をしても休日なので折り返しもなし。
結局、月曜日までの丸二日間、いつ天井が落ちてくるのか分からない恐怖の中で過ごすことになりました。
しっかり休みをとることは素晴らしい事ですが、予期せぬトラブルに対応してくれる業者をちゃんと探せばよかったと反省しています。
日本ではあり得ないことが「あり得る」。それが海外生活です。
駐妻同士の人間関係
日本でもあることですが、駐妻同士のお付き合いの中でもトラブルはあります。
私は幸せなことに人との出会いはとても恵まれていたので、トラブルに巻き込まれることはありませんでした。
しかし、同じマンションのなかでマウントを取られたり、突然無視されたりした友人もいたので、ご近所づきあいも大変です。
また企業によっては奥様会なるものがあり、パートナーの仕事関係でお付き合いがあることも。
子ども同士のトラブルや、ママ友トラブルも日本と同じようについてまわります。
狭い世界なので、噂もすぐに広がりますね。
万が一トラブルに巻き込まれそうなときは、適度な距離を保ちつつ、ご近所づきあいするようにしましょう。
気候や住居環境がちがう
シンガポールは赤道直下にある国で、1年を通して夏の気候なため四季はありません。
夏服だけで過ごせるのはとても楽ですが、日本から来たばかりの頃は季節感がなく時間が止まっているように感じていました。
真夏のハロウィン・クリスマスは日本では考えられませんよね。
そして住居環境もちがいます。
日本ではよく見かける網戸もないので、窓を開けたら虫も入り放題!
お菓子を少し放置しただけで、アリが大群で押し寄せてきます。
私はこのアリにかなり悩まされていて、一時期ノイローゼになりました。
パートナーいわく、目が死んでいたそうです。
また機会がありましたら、苦労話としてお話ししますね。
最終的には”虫も友だち”と割り切るようになりますが、私の場合は克服するまでに本当に時間がかかりました。
細かいことを気にしないマインドを持っておくと良いですよ!
日本が恋しくなる
離れたとたん恋しくなる、それが日本での生活です。
安くて美味しいものがたくさんあって、家族や友人に会えて、言葉が通じて……挙げたらキリがありません。
ホームシックは誰もが経験することだと思いますが、日本の豊かさや便利さにも気づかされます。
はなれて暮らしてこそ、日本の良さに気づくこともありますね。
さらに身内に何かあってもすぐに帰れない、そんな不安感ももっていました。
海外で生活するには「何かあった時にどうするか」考えておく覚悟が必要になります。
これまでご紹介したように、現地での暮らしに慣れるまでは、本当に大変なことばかりです。
どんな状況でも起こる「モヤモヤした気持ち」を解消する方法はあるのでしょうか?
次に私が実践した3つのモヤモヤ解消法をご紹介します。
現地で実践した3つのモヤモヤ解消法
結論から言いますと、とにかく自分の好きなことをして楽しむことです!
人それぞれ好きなことはちがいますが、ここでは私のモヤモヤ解消法を3つご紹介します。
美味しいものを食べる
ストレス解消の王道「食べること」。
お気に入りのパン屋でパンを買って、外で食べるだけで気分もリフレッシュ!
オシャレなカフェを見つけては、コーヒー片手に読書を楽しんだりと、プチ贅沢な気分を味わっていました。
シンガポールでお金を使うことがほぼ「食べ物」しかなかった私。
ホテルのレストランや屋台飯など、とにかく美味しそうなものがあれば、食べに行っていました。
日本では高級フルーツのマンゴーも、お手頃価格で食べられましたよ。
人に話してみる
実は自分が悩んでいることは、同じようにみんなが悩んでいます。
「1人の悩みは100人の悩み」というように、意外と話してみると「実は私も……」と共感してくれることが多いです。
私は本当に虫に悩まされていたのですが、勇気を出して話してみると友人も同じように悩んでいて、一緒に解決策を考えることもありました。
まさか虫対策の話で盛り上がるとは思いませんでした。
SNSでもつながれる時代ですし、どのフィールドでも良いので自分の悩みを吐きだせる場所を見つけると良いですよ!
習いごとをする
家で何もせずにいると、次第に何かしようかなと思うようになります。
私はそのタイミングで、英会話とダンスを習い始めました。
外に出かける予定を作ることでメリハリがついて、モヤモヤすることも減りましたよ。
家にいる場合でも、オンラインスクールであれば新しいことにチャレンジできます!
もちろん動画やゲームでもOK。
とにかく自分の”興味を持ったこと”を始めてみましょう。
私もあるユーチューバーにドハマりしていたこともありました。
どこハピでは、海外から受講できるオンラインスクールを紹介しているので、参考にしてください。
【キラキラは幻想】でも自分らしく過ごせば楽しい!
今回は私が経験した駐在生活で大変だったことと、モヤモヤした気持ちを解消する方法をお伝えしました。
最後にもう一度内容をまとめます。
1.言葉が通じない
2.習慣がちがう
3.駐妻同士の人間関係
4.気候や住居環境がちがう
5.日本が恋しくなる
1.美味しいものを食べる
2.人に話してみる
3.習いごとをする
私の駐在生活は、決してキラキラしたものでなかったと思います。
オシャレしてランチ会に参加するのはごくたまに。
普段は着やすいワンピースやゆったりシャツばかり着て過ごしていました。
でも一緒に出かけたり悩みを話せる人がいるだけで、大変だと感じていた駐妻生活もグッと楽しくなりますよ。
さらに1人でも楽しめるようになると恐いものなしです!
「自分らしく」いることが1番!!
駐在生活が長くなると、大変だと思っていたことも自然と現実を受け入れられるようになります。
慣れるまでは本当に大変ですが、今回ご紹介した大変さや解消法を知っておくだけでも、いざという時の心構えができますよ。
どこハピでは、駐妻生活の中でおこる「気持ちの変化」についても書いてありますので、ぜひ参考にしてください。
駐妻生活はイメージとは裏腹に苦労ばかりです。
人それぞれ環境も違いますが、悩みごとはつきません。
でも楽しみ方を見つけられたら、あとは楽しむだけ!
長くない駐在生活であれば、ぜひ色んなことに挑戦して人生を楽しみましょう!
あなたの駐妻生活がより良いものになりますように。
最後までお読みいただきありがとうございました。
【ペンネームOK】コメントお待ちしております♪